8月11日 麦いりご飯。
[No.70] 2007/08/11 (Sat) 18:03
子供の頃、母がご飯に麦を入れて炊いたことがなんどかありました。 子供の私はその麦入りご飯がおいしくて好きだったんですが、いつの間にか白いご飯に戻っていました。どうして麦をやめたのと母に聞くと、「お父さんが嫌がるから」とのこと。父は麦ご飯はおいしくなかったのかなと残念に思いつつ、我が家は父がダメと言ったらダメなので結局それ以降、麦ご飯がでてくることはなかったのでした。
もう少し大きくなってからそのときの事を母と話したときに、母が「お父さんは戦中生まれでずっとおなかを空かせてた時があって、麦ご飯はそのときの事を思い出させて嫌らしい」といいました。終戦の年に父は確か五、六歳。同世代には同じようにご飯になにか混ぜたもの(季節の炊き込みご飯はまた別らしい)は嫌だという方は、やはりいらっしゃるでしょうか。贅沢のためではなく、ご飯の嵩を増やすために米以外のものを入れたごはん。そして現在の私は白いご飯よりも麦入りのほうが好きで、自宅で炊くご飯はおおむね麦入りです。
父はグルメではないし、普段は食べるものにさしてこまかいことは言いません。煮物の味付けにはうるさいようですが、母の煮物で満足しているようです。親に対していうことではないかもしれないですが、ささやかなものだなと思うのです。その父にして嫌がる麦のはいったご飯。
昭和40年代後半に生まれてぬくぬく育った私にとり、間接的にごくごく小さく見てとれる、戦争の名残です。
もう少し大きくなってからそのときの事を母と話したときに、母が「お父さんは戦中生まれでずっとおなかを空かせてた時があって、麦ご飯はそのときの事を思い出させて嫌らしい」といいました。終戦の年に父は確か五、六歳。同世代には同じようにご飯になにか混ぜたもの(季節の炊き込みご飯はまた別らしい)は嫌だという方は、やはりいらっしゃるでしょうか。贅沢のためではなく、ご飯の嵩を増やすために米以外のものを入れたごはん。そして現在の私は白いご飯よりも麦入りのほうが好きで、自宅で炊くご飯はおおむね麦入りです。
父はグルメではないし、普段は食べるものにさしてこまかいことは言いません。煮物の味付けにはうるさいようですが、母の煮物で満足しているようです。親に対していうことではないかもしれないですが、ささやかなものだなと思うのです。その父にして嫌がる麦のはいったご飯。
昭和40年代後半に生まれてぬくぬく育った私にとり、間接的にごくごく小さく見てとれる、戦争の名残です。
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